トロと一緒に遊ぼう 俺もやったんだからさ
突如現れたトロのパズルゲー。
わけわからんまま始めたのだが、
これが結構面白い。
このように、トロに様々な言葉を“学習”させてトロの問題発言を楽しむゲーム、というのは本作の主要PRポイントではないのかもしれないが、本作をプレイしている人の殆どはトロに過激な問題発言をさせて楽しんでいるようだ。
パズルゲームをしながらトロと一緒に過疎地を盛り立てよう??
おいおい、離乳食みてえな薄味のゲームじゃねえんだこれは。
何も知らない純粋無垢な猫を徹底的に自分色に染めていくトロ調教ゲームなんだ。
この猫は教えたこと言葉を何でも喋る。
下品な言葉でも倫理的にアウトな言葉でも。
この猫はプレイヤーのことを信じ切っている盲信者な上に、出会って数秒でプレイヤーに異常なくらい惚れ込む生まれたてのヒヨコみたいな脳の構造をしている。
なんだこのアホな猫はおもんな、と思うかもしれないが、
毎日アプリを開くと無邪気な顔で占ってくれたり、不純が一切ないピュアな笑顔でプレイヤーのことを肯定し続けてくれるトロとの生活も悪くないと感じてくるようになるのも事実。
否定と排除で溢れた世の中を生きている中で、トロに肯定され続けると脳汁がドバドバ出るし、小さな悩みはアホらしく感じてくる。
サブ(メイン)のパズルゲームも良心的なシステムでIQが3しかない私でも難なくクリアが可能であり、かなりストレスフリーな設計になっていることもポイントが高い。
だから、ゲームを続けていくうちに、変なことを覚えさせてばかりいないで、ちゃんとトロを育てて過疎地を開拓していこうという気にもなる。
なので、みんなはトロと明るい過疎地開拓を楽しんでほしい。
私はトロ(化け物)を育て過ぎてしまったようだ。
何の感情も無い表情で、まるでコンビニへ買い物に行く感覚で人を殺める奴を誰か止めて欲しい。
-屋敷に残された男の手記から抜粋-