勇者ネプテューヌ 感想
2018年発売のゲームだが、PS4を持っていなかったし、プレイ出来る環境でもなかったため、今更ながらのプレイ。
自分の思考をまとめるために適当に言語化していきたい。
悪かった点で感想を締めると、タイトルに対する悪印象のみが残るので、まずは悪かった点からまとめていく。
【悪かった点】
ファンとしてあまり言いたくはないが…多分、今作をプレイしたユーザーなら口を揃えて言うと思う。ゲームシステムが酷い、と。
今作は、無名の海外スタジオとの協力制作だったため、アウトソーシングの関係でままならないこともあったのかもしれないが、それにしても酷い…と言わざるを得ない。
四人のキャラクターにスキルを4つセットして、R1でフォーメーションを変更することで違う効果が得られる。
キャラクターのスキルもR1でフォーメーションを変更する度に、配置によって使用できるスキルが変化する、というものになっており、文章で読むと意外と戦略性があるように感じるのだが、実際には戦略性のせの字も無い。
ステータスの振り幅を適当に設定したのか…と思えるほどに、いや、実際に割と適当に設定したのだろうが、INTのステータスが優遇されており、STRは殆ど意味をなさない。
装備するとINTやSTRが上昇するのだが、明かにSTRの上昇率が高く、INTの値を参照する魔法攻撃の方がバリエーションがあり強い。
そのため、INTボーナスをつけたキャラクター(自分の場合だとブラン)が魔法攻撃をするだけで全ての敵が死ぬ。
ややこしいスキルやフォーメーション等、考える必要がない。早送りして光魔法(光属性に耐性を持つ敵が恐らく一体しか存在しない)が撃てるキャラクターのボタンを押しているだけで序盤から終盤までの戦闘が終わる。
ゲームというより作業という印象が強い。
必殺技のモーションが作り込んであるのに、ゲージが溜まるのが遅すぎる上に敵が弱すぎるため、必殺技を撃つタイミングが全くない。
というより、必要ない。
通常攻撃をするにも画面右下のポイントが溜まらないといけないため、結局早送りしがちで、戦闘自体あって無いような作りになってしまっているし、物凄く単調。兎に角緊張感がない。
使用できるようになるスキルも、装備品と位置に依存している点もダメ。
折角、フォーメーションというシステムがあるのに、それをしていたら、位置によって使用したいスキルを使うのにまたR1で配置を変える必要が出てきてしまい、だったらもうフォーメーション関係なく位置固定で強いスキル連打していればいいだけになってしまうし、それで通用してしまうくらい敵が激烈に弱い。
装備にスキルがセットされているため、装備が変わるとスキルも変わってしまうし、キャラクターを入れ変える度に、スキルが全部外れるのも面倒くさい。
この案でやるのであったら、まずフォーメーションに意味を持たせる必要がある。
例えば、ガードフォーメーションで敵の強力な技を一時的に凌ぐとか、これをやらなければ勝つのは難しいような作りが必要。
あと、言うまでもないがステータスの調整。
物理技と特殊技に均等な優位性を持たせること。こんなん初代ドラクエでも出来てる。
あと、属性の耐性都合もつけること。
敵の属性が表示されないから、何属性が効くのか攻撃するまでわからん上に、不利な属性を当てると回復されてしまうため、博打感が強い。
だからほとんどの敵が耐性を持っていない光属性連打で済んでしまうし、それ以外したくない。
属性の有利不利なんて初代ポケモンでも出来てる。
他にも、装備を購入する際にキャラクターのステータスが出てこないので、購入しようとしている装備が今装備しているものより強いのか弱いのかわからない。
そのため、いちいちキャラクターの装備ステータスに戻って確認しなければならない。
装備している武器のステータスくらい覚えておけ、という話ではなく、コンテンツを提供する側として、これはあまりにも不親切ではないか。
今まではそんなことなかったというのに、最早これはチェック不足と言わざるをを得ない。
プログラムもアウトソーシングしているようだったので、受け取ったものをほぼそのまま通してしまったのだろうか。
あと…今作のエンディングは分岐しないのだが、じゃあ思わせぶりなイストワールの辞書とは何だったのか…あれが揃わないとイストワールが読めないという設定は何だったのか…アイテムとして所持していても何の効果もないコレクションアイテムだし…これの所持有無で分岐しても良かったのではないか…なんだか細かいところで雑な作りになっているように感じてしまう。
重要アイテムなのに、集めても集めなくても何の効果も特典もないなら、ストーリー上で全部回収できるような流れにすれば良かったし、マップに配置する必要もない。
シナリオについても、なんでプラネテューヌだけ沈んでいるのか結局明言されていなかったし、みんなの記憶が戻ったのかも不明。
アイエフとコンパの記憶は戻っていなかったのだとしたら、ネプテューヌはもっと憤るべきだし、黒幕も簡単に許してはいけないだろうに。
ただ、ED後にアイエフやネプテューヌを愛称で呼んでいることから、恐らく記憶は戻ったのだと思われるが、それならそれで記憶が戻ったことも明言しなければならないだろう。
そして、終盤でのキャラクターの台詞。
「老害」という言葉を使っている点もいただけない。
本当に、信じられないが、これはどうなってるんだ…面白くも何ともねえぞ製作陣…。
差別的な用語をキャラクターに言わせてんじゃねえぞ…わかってんのか…ネプテューヌというタイトルはキャラクターデザインとシナリオあきりの作品なんだよ…。
システム周りが酷かったのはまあいい…コンパのゲームは毎回そうだし、腑には落ちんが妥協は出来る。
しかし、キャラクターを貶めることは製作陣が一番してはいけない、という簡単な事実が何故わからないのか…キャラクターはお前らの代弁者ではないんだぞ…。
懐古厨という言葉なら全然問題無い…だけど、老害は造語だが、普通に差別用語だからな。
これはゲームのクオリティ以前の問題。製作陣の倫理観やコンプライアンスの問題だ。
ユーザーもゲームを楽しむつもりではなく、キャラクターの問答を楽しみにしているところが大きいだろう。
だから、キャラクターの魅力を失っては、このタイトルを買う理由はもう殆ど何も残されない、という事実にいい加減気づくべきだろう。
今作で離れてしまったユーザーも少なからずいるだろうし、こんなことは二度と起きないでほしいと願う。
難しいことは言っていない。小学生の道徳の授業レベルの話だ。
何より、差別用語を堂々と使う人間が作ったゲームなんて、誰もプレイしたくないだろう。
【良い点】
悪い点ばかりが散見される今作だが、評価できる点もある。
まずは、今までずっと3Dでやってきたところを思い切って2Dにしたところだろう。
そのチャレンジ精神は評価したい。
背景のデザインも非常に綺麗で見ていて飽きない。キャラクターが画面から遠いのは、恐らくこのクオリティの高い背景をアピールしたいがためだろう、ということも理解できる。
キャラクターの2Dデザインも良かったし、今まで3Dだったため、かなり新鮮な気持ちでプレイ出来た。
二段ジャンプを入手することで、今まで行けなかったところに行けるようになる、という2Dゲームならではの視点も良かった。
シナリオのネプテューヌ節による会話のキレも良かったようにも感じる。
いつものようにネットの細かいネタが散りばめられており、会話やイベントも楽しめた。
クロムは無印リバースをプレイしているユーザーにしかわからないが、時折マジェコンヌっぽくなるシーンがあったのも非常に良かった。
EDとOPは激烈に良い曲に仕上がっているし、ドットで展開されるEDはやはり作り込まれていた。
BGMは全体的に幻想的に作られていたり、イストワール内部のBGMなんかは昔の2DゲームっぽいBGMのアレンジ仕様になっていたり、と滅茶苦茶クオリティが高かった。
イストワールを破ることで時間遡行の現象が起きる、という初出の設定とタイムリープモノを含んだところも良いと感じた。
【総評】
思い切って2Dゲームとして仕上げようとしたチャレンジ精神、背景、BGM、ネットの細かいネタを盛り沢山にしたシナリオ等、良い点もあるが、いかんせん悪目立ちする部分が多すぎるせいで、恐らくクソゲーと結論を下すユーザーが多いだろう、と思えるような作りになってしまっている。
社会人としてのコンプライアンス精神も欠如していれば、このシリーズ随一の魅力であるキャラクターを貶める発言…正直ファンでも呆れるを通り越して怒りを覚えるほどだと思う
プレイアブルキャラクターが少なかったのは残念だが、序盤から四女神を動かせたし、DLCにアイエフとコンパが追加されていたので自分は妥協できたが、妥協できなかったユーザーも多いだろう。
特に、アイエフは人気投票で2位を獲得する位には人気が高いのだから、DLCではなくストーリー上で仲間になり、もっと出番があっても良かっただろう。
それと、女神候補生が存在しない、クロムが現存している、四女神の仲が昔は悪かった、どのハードが優れているかで戦争が起きた(ハード戦争)の設定がある世界なら、これもう実質的な無印の続編にするべきだった…と言わざるを得ない。
ここまで同じ設定だったら自然な流れで続編のように作れたし、無印だけは唯一続編が存在していないので、それだけでユーザーの感想は変わっただろう…凄く勿体無い気がする…。
明言はせずとも実質的な続編にしないのであれば、女神候補生も登場させるべきだったようにも思える…キャラゲーなのだから、キャラクターをバンバンだしていかなければいけないだろう…。
まあ、なんだかんだで次回作も懲りずに買うが、せめてキャラクターを貶めるようなことだけはしないでほしい。
次回作は、原案でこそつなこさんだが、キャラクターデザインはつなこさんではない別のイラストレーターが描いていることに加え、コンセプトの変身すら忘れてしまったのか…女神化もしないようだし、色々と不安が募る。
是非、次回作では、新規ユーザーを獲得出来るような面白いゲームシステム、コンプライアンス精神を持った立ち回りを期待する。
4年越しのネプテューヌVⅡ 感想
2015年に発売したゲームの感想を今更…と自分でも思うが、今までps4をまともに触っていなかった自分にとっては、ホットなゲームなので記憶の整理をするためにも書いていく。
思えば、ネプテューヌとの付き合いはなんだかんだで長い。
無印が発売したのがもういつだったか覚えてもいないが、特に目的も持たずにふらっと立ちよったゲーム屋でたまたま見かけ、パッケージに惹かれて買ったような記憶がぼんやりとある。
ネプテューヌという締まりのないタイトルと併せて乗っかっている超次元ゲイムというあまりセンスのないサブタイトル。
長年付き合っているファンとしてはあまり言いたくはないが、無印ネプテューヌはシステム面が酷く、微妙にストレスが溜まる作りになっていたように記憶している。
エンディング分岐条件が地獄のように面倒くさかったし、真エンディングに到達するにはクエストの周回が必要なのにエンカウント方式でありテンポが悪かったり、折角綺麗なイラストで魅力的なキャラクターを作り出しているのに、キャラクターが揃うのは終盤の本当に最後だけで、ノーマルエンドに限っては終始主人公と愉快な仲間2、3人だけでストーリーを進めていくことになるし、戦闘のテンポも悪い。
パッケージに惹かれて買った自分としては、いつパッケージを飾るキャラを動かせるんだろう…と期待感を募らせてプレイしていたため、拍子抜けな部分があり、パッケージのキャラを動かせるのが真エンディングの終盤のみだったので、不完全燃焼な気持ちでゲームを終えた記憶がある。
それでも、このゲームをクソゲーと一言に片付けずに今まで付き合ってこれたのは、やはり独特な世界観とシナリオ、魅力的なキャラクターデザインと設定のおかげだろう。
擬人化というジャンル自体は一時期爆発的に流行り、今でも根強く浸透しているが、それ故に同質化しやすく、差別化はしやすいが、有力な競合が作る壁によって参入しても勝ち残りにくい印象がある。
また、競合と同じテーマを擬人化してしまうだけで容易に比較対象になってしまい、印象が希薄になりやすいように思う。
そのため、擬人化というテーマ自体に新鮮な魅力はなかったが、(ゲームの)ハードを擬人化するというのは新しかった。
少なくとも自分の知る限りでは、ハードの擬人化など他には見たことがなかった。
今でもハードの擬人化でやってるのはネプテューヌくらいのものだし、それ故にハードの擬人化=ネプテューヌという印象付けが出来ているのは利点だと感じる。
斬新すぎる世界観は、ユーザを選ぶ側面があるが、その分ハマったユーザからは強い支持を得られるように思う。
『ハードの擬人化が治める四つの国から成り立つ世界、ゲイム(ゲーム)業界』とか正気じゃ思いつかない設定から展開されるシナリオもやはり独特で、この世界観が許容出来るユーザなら、とことん夢中になれる。
ここまでネプテューヌワールドが展開されるとは、当時にしてみれば考えもしなかったが、現在に至るまで大きなシェアを獲得し続けているのは、やはり独特な世界観と設定、そしてキャラクターデザインにあると思う。
因みに、無印版では四女神の仲が異常に悪く、トゥルーエンドでの彼女らは女神である役割を捨て人間になっている。
女神の加護は消え去り、彼女らは寿命を全うしたことがイストワールのラストの台詞で明示されている。
そういった都合もあり、無印版の設定は次回作以降には引き継がれず、リメイクでは大幅な設定変更がされている。
無印リメイクのトゥルーエンドは必見なので、是非プレイしてほしい…。
また、無印のラスボスであるマジェコンヌは、以降のタイトルでもしつこく登場することになり、ネプテューヌ版ロケット団のような立ち位置の愛すべきキャラクターとなる。
話がずれたが、そんなこんなで無印ネプテューヌのプレイ後も当作品に興味を持ち続け、いつの間にか次回作を期待している自分がいた。
そして、その期待を裏切ることなく次回作は発売された。
世界観や設定、デザインは魅力的なものの、無印のゲームシステムはストレスレベルの上がる仕様だったため、大丈夫かな…という懸念もあったが、次回作が発表出来たということは、存外売り上げは良かったのかもしれない。
そして、肝心のゲームシステムだが…これが驚くほどに改善されており、シンボルエンカウントへ変更になったため、戦闘のテンポも激烈に良くなった。
言わずもがな、シナリオやキャラクターデザインは流石といったところで、文句のつけようがない。
新キャラクターが一気に増え、当時は膨大な期待感を持ったのことも忘れてはいない。
無印でも操作できるようになるまで時間のかかった主要キャラ四女神は、残念ながらMK2でも操作出来るのは終盤となっているが、操作可能からラスボスまでの間にインターバルがあり、操作できる時間が無印より長かったのは非常に良かったと言える。
MK2には、エンディングが7つもあり回収するのが大変だったが、裏を返せばその分ボリュームもあり、あるタイミングでシェア操作を行えばエンディングの分岐が図りやすいので言うほど苦ではなかったように記憶している。
中でも、MK2の主人公となるネプギアが姉である前作主人公を含む四女神を惨殺して到達するエンディングには度肝を抜かれた。
馴染のキャラクターらが結構えげつない声で死んでいくのでトラウマ必至だったが、それも含めてシナリオはダントツに質が良かったように記憶している。
それこそ、MK2は、無印からVⅡまでのナンバリングの中ではダントツに面白く、記憶を消してもう一度プレイしたいくらいだ。
四女神の姉達と今作主人公であるネプギアが敵に捕縛され3年が経ち、その間になんとか準備を整えたレギュラー陣が救出に向かうが、結局助けられたのはネプギア一人のみで、再度救出の準備をしようにも、他の仲間とは関係が上手くいかずにままならない。
そんな状況で、妹の自分たちよりも遥かに力を持った姉達が束になっても勝てない敵が着々と侵略の魔手伸ばす。
という絶望の淵からスタートするシナリオも非常に作り込まれていて面白かった。
因みに、MK2ではシナリオパートがlive2dではなく、3Dとなっている(リメイクはlive2d)。
個人的には、つなこ大先生のイラストが目的で当シリーズを購入している部分が大きく、イベントパートはlive2dでイラストが生で動いている様を堪能したいため、そこだけは少し残念だった。
バトルパートが3Dのため、パートごとのメリハリをつけるためにも、イベントパートはシリーズを通してlive2dで統一して欲しい、という願望があったが、次回作以降からのイベントパートは全てlive2dに戻っていたため安堵した。
live2dに戻したのは、3dイベントパートの評価が悪かったのか、コスト部分の問題があったのか、理由は不明だが、二作目ということで目新しさと挑戦が必要だったことは理解できる。
また、お馴染みマジェコンヌだが、MK2においては名前が同じ敵(やっぱりラスボス)が出てくるだけで、人間体は登場しない。
無印リメイクでのマジェコンヌは、悪堕ちする前の姿に戻り、一生をかけてでも罪を償うとイストワールに誓っている上に、シナリオに絡んでこない辺り、やはり無印(リメイク)は無印(リメイク)で完結しているようだ。
続いて発表されたネプテューヌV。
MK2からの続編となり、ネプテューヌが別次元に飛ばされ、自分の住んでいる超次元とは少し異なる世界で冒険をすることになる。
別次元では自国を別の女神が治めていたり、お馴染みの女神が異なる衣装で登場したりと、非常に新鮮な気持ちでプレイ出来た。
登場する顔ぶれは殆ど同じでありながら、その誰もがネプテューヌのことを知らないにも関わらず、持ち前のポジティブさで別次元の別人ともめげずに関係を築いていく彼女の姿は、見ていて非常に痛快であった。
これまでのナンバリングをプレイしてきたユーザであれば、これぞネプテューヌだな…と改めて実感できるシナリオとなっており、無印から引き続きシナリオの質は非常に良いと感じた。
見聞者といった新たなシステムも導入され、やり込み要素も上がっている。
新たなシステムは蛇足になることが一番の懸念点だが、見聞者はその点は見事に克服しており、ゲームとしての完成度も高い。
また、Vにおける敵キャラのセンスが個人的に好みで、非常に印象深かった。
自分を四女神の一人であるノワールのファンだと言い、彼女の盗撮写真の公開や趣味の暴露等で煽り散らかすオカマ。
実写に寄せまくったデザインの参謀的立ち位置の中年男。
終盤では女神化するレイも物語を盛り上げてくれた。
お馴染みマジェコンヌは、Vにおいては人間体で登場するが、精神崩壊して顔面が酷いことになったり、最終的にはナス農園で割と真面目に働いていたり、ナスそのものに成ったり、と訳のわからないことになっている。
正直、ナンバリングシリーズにおけるマジェコンヌの中では、一番愛せるキャラクター性になっていると個人的には思う。
等々…良いところを挙げればキリがないくらいのVは、MK2に続いて非常に完成度の高い作品だったと言える。
今でも限定版を予約しに行ったあの頃を鮮明に思い出せるほどに…。
そして、Vのプレイ後、程なくして続編のVⅡが発表された。
新たな変新フォームも公開され、非常に購買欲が掻き立てられたのだが、媒体がps4だったため、金銭的な部分で学生の身分ではなかなか手が出せなかった。
ps vitaはお年玉を叩いたり、バイト代+お小遣いのおねだり等でなんとか買えたが、ps4はキツかった…。
それに、部活動のや友人関係の方にお金を回したかったし、買えたとしても、当時は自室のTVが壊れていたため、プレイはリビングでやらなければいけなかった等の事情もあり、なかなか手が出せずにいた。
しかし、一人暮らしを始めた今…何者にも憚ることなくプレイできる…と気づき、ps4とモニターも併せて購入。
発売から4年経ったが、キャラクターの魅力は全く色褪せておらず、膨大な期待感と共にコントローラーを手に取った。
また、あの時のように独特な世界観に引き込んでくれ…と期待感を持ってモニターと向き合う。
そして、一週間ほどで走り抜けるようにトゥルーエンドまでクリアをしたのだが、自分の中で消化不足のような感覚…折り合いの付けられないしこりのようなものが残ったのだ。
あの頃の興奮は蘇り、馴染み深いキャラクターたちは今回も賑やかにシナリオを盛り立てていた…。
キャラクターデザインは健在で、BGMも良い…。OPは三部構成のシナリオ全てに付いていて、プレイアブルキャラクターも一気に増えた。
EDも通例通りクオリティの高いドット絵で展開され、滅茶苦茶に良い歌詞と切なさ込み上げるメロディで最高だった。
しかし、シナリオ部分で気になる部分が多かったため、自分の中で消化し切れない部分がしこりのように残ってしまい、ファンとしての贔屓目を含めても面白いと言える内容にはなっていないように感じた、というのが素直な感想だ。
まず、シナリオパートにおけるキャラクターたちの問答だが、同じことを繰り返し言っているところがあった。
新キャラクターのうずめが「もう、この世界に俺以外の人間は残っていない…」という旨の台詞を言うのだが、これと同じ内容の台詞を短い期間でネプテューヌたちに言っており、ユーザ側としては「それさっきも聞いたが?」となってしまう。
ネプテューヌたちも「そんな…」みたいに嘆いているが、それさっきも聞いたじゃん?とツッコミたくて仕方がなかった。
また、終盤ではラスボスのくろめが超次元と心次元を融合させて世界を混沌に陥れる、と目的を明かし、それを聞いた主人公サイドのキャラクターは驚く。
まあ、ここまでは良いとして…その後の展開でもくろめが次元の統一はもうすぐだ…と既に明かした目的のことについて話すのだが、そこで新キャラクターの海男が「それが目的なのか!」とか言い出すのだ。
いや…お前もくろめが目的を話した現場にいたよな…?話聞いてなかったのか…?
それに、くろめも「その通り…」じゃねえんだよ…さっき話したことを今初めて明かしました〜みたいなテンションで言ってんじゃねえぞ…。
他にも、ゲームを始めるとPVが流れるのだが、ここではダークメガミという巨大な敵が「四体」(何度でもいうが四体)現れ、街を蹂躙する様が描かれる。
崖で街が破壊される光景を見ながら、うずめは無力にも「誰かこの零次元を救ってくれ…」と嘆く。
その後、うずめは、零次元に飛ばされたネプテューヌとその妹ネプギアにダークメガミという巨大な敵のことを伝えるのだが、そこでは「俺は見たことないんだが、全部で四体のダークメガミがいるらしい」とか言っている…。
ダークメガミが四体もいて、それを認識しているのにも関わらず、その後戦闘になるダークメガミを一体倒した時点で「これで解決だ…」みたいな雰囲気で問題が殆ど解決したかのように話を進める彼女らに違和感を感じずにはいられない。
また、ダークメガミと共にマジェコンヌも現れているのだが、ダークメガミ打倒後、「ダークメガミは倒したので、残るはマジェコンヌだけだし何とかなる」というように、まるで、あとは残すところマジェコンヌだけかのように話す彼女らにやはり違和感を感じる。
いや、最初のPVは何だったんだよ??
うずめは「四体の」ダークメガミによって世界を壊される様を目撃したんだよね?
なんで「俺は見たことないんだが…」とか言ってんの??
それに敵は全部で四体いることを情報共有しているのに、なんでネプテューヌたちも「残りはマジェコンヌだけかあ」みたいに話を進めているんだ????????
ネプテューヌだけなら「忘れただけかな…」とギリギリ着地地点を作れるが、しっかり者のネプギアまで忘れてましたーは通らんぞ。
ダークメガミ打倒後もわざわざ一枚絵を使って「これから街を立て直す…手伝ってくれるか?海男…」とか感動的な雰囲気を出そうとしていだけど、まだ三体も残ってるよね?何も終わっていないが??????
それに、ダークメガミ打倒後、そのままの流れで慌ただしくネプテューヌたちは元の次元に戻っていくのだが、何度でも言う…まだ何も終わっていないが??????????
元の次元に戻れるチャンスが限られているため、最後まで付き合うのは難しい…というのはわかるんだが、それはあまりにもネプテューヌらしくないし、最後まで付き合います、と言ったのは君達だよね…。
それにネプテューヌたちは一度Vで神次元に迷い込んだ時は、戻れるアテもないのに持ち前のポジティブで世界を救った経験があるよね??
だったら、今回も戻れるアテが無くても最後まで付き合おうよ…。
超次元に戻ったあとも零次元のことなんて無かったかのように振る舞うし…せめて、「うずめは大丈夫かな…まだダークメガミは残っているし…」とか心配するならいいけど、そんな発言も一切ない…。
この時点で自分とキャラクター達の間には見えない壁が確立され、温度差を感じずにはいられなかった。
この矛盾を感じたのは自分だけか…?
この違和感を誰とも共有できないのが歯痒くて仕方がない。
制作陣は何故このシナリオに違和感を感じなかったのか…?
今までずっと質の高いシナリオを提供してきたというのに、何故ここで変に躓く?
違和感はこれだけではない。
今回初登場となるゴールドサァドに四女神が敗北したことがトリガーとなり、くろめによって世界の改変が行われる。
改変後は四女神の存在すら忘れ去られ、ゴールドサァドが元々世界を治めていたかのように歴史が変わってしまう。
その後、色々あって住人は記憶を取り戻し、四女神が再び統治の座に就く。
とまあ、それは展開的にも別に良いんだが…問題なのは、住人の記憶は戻ったが世界の歴史自体が戻っているとは明示されていない点である。
ここで一度、時系列を振り返ろう。
改変前>改変後>住人の記憶のみ戻る
つまり、記憶が蘇ったところでゴールドサァドが治めていた記録は残ってしまっていることになる。
現に、ゴールドサァドの連中は住民からも慕われており、「女神が不在であった時期を治めたため、勇者と呼ばれるようになった」と、やはりゴールドサァドが治めた記録は健在であり、住民達の頭には改変前と改変後の二つの記憶が残ってしまっていることになる。
住民達はそれで問題ないのか…?
住民の記憶の矛盾点については全く情報が提示されないし…なんだか、改変によって我々が知っている世観観は完全に崩されてしまったように感じる。
その後の派系作品でもゴールドサァドについては全く触れていないし、この世界の歴史はどうなってしまっているのか?
うずめも妄想が現実に干渉してしまうという能力が手に負えないから封印の道を選んだのに、普通に復活しているし…能力は無くなったのか?大丈夫なの?
もう国を治めることはないから別に能力が働いたところで問題ない、というのなら別にいいんだが、それだったら封印なんて道を選ばずに女神の座から退いてイストワールに新しい女神を創造して貰えば済んだ話だよね?
他にも、トゥルーエンドの条件として必要になってくるものとして、女神達やイストワールが過去の出来事を思いだすイベントパートがあるのだが、それらは直接「うずめが過去の世界を治めていた女神だった」という伏線に繋がる重要なシーンだ。
だというのにも関わらず、そのイベントパートのベールはただ眠たくなって寝るだけ…という意味のわからないものとなってしまっている。
ベールの扱いを冷遇するのは割と運営側でネタにしているし、それをユーザ側も受け入れているので、普通のイベントパートで雑に扱うのならまだしも、伏線に使うイベントパートをベールだけ雑に扱うことについても腑に落ちない部分がある。
何だったんだよあのイベントパートは…うずめが旧プラネテューヌの女神だったというクソデカイ伏線に繋がる重要な部分ですよね…?
等々…違和感や矛盾点に関して全く情報提供がされずに終わってしまい、不完全燃焼感が凄まじいのだ。
勿論、悪い点ばかりではなく、うずめが復活する際の心次元での自分との戦いは滅茶苦茶アツかったし、選択に迫られるうずめが絶望のあまり素の口調に戻る名シーンや、実はうずめが昔のプラネテューヌを治めていたという驚愕の設定、とんでもなく素晴らしいネクストフォームのデザイン等、要所要所で良い点は挙げられるのだが、いかんせんシナリオに対する矛盾点が違和感として残ってしまう。
これまでのシリーズがとんでもなく高クオリティだったこともあり、VⅡは少し中途半端だったのでは…というのが個人的な評価だ。
最後に、これはあくまで個人的な考えであり、作品自体を否定しているわけではない。
この誰も見てないブログも、これまで出来が良かったのに、急にどうしちゃったんだろう?という自分の気持ちを整理するために好き勝手に言語化したものであり、これからもコンパイルハートを愛し続ける気持ちは変わっていない。
新作も全て揃えるつもりだ。
夏にはネプテューヌの新タイトルが発表され、益々ネプテューヌワールドが展開されていくことに期待しているし、その援助も微力ながらしていきたい。
ただ、願わくば、シナリオの矛盾点や説明不足は極力排除してほしい…と願う。
メギド72のススメ
*ネタバレあり
2017年からサービス開始され、今年で2周年を迎えるメギド72。
一度はサービス終了の危機に陥ったり、テスト版の完全な2Dから数億の金を費やし3Dに変更してリリースしたり、
炎上など色々あったが、日本ゲーム大賞で優秀賞を取るまでに成長した伸び代のあるコンテンツだ。
恐らく、これからも当コンテンツはまだまだ成長していくだろうし、数年後にはビックタイトルになることを個人的に凄く期待している。
だが、メギド72はまだまだ知名度が高いとは言えない状況だ。
ソシャゲで氾濫する現代の強い川の流れの中で頭角を表しつつあるのは間違いないが、もっとプレイ人口は増えて欲しいし、それに伴うイベントやグッズ販売も加速して欲しい。
理想的なのはアニメ化やコミック化だ。
そんなメギド72の魅力を個人的な観点で、自分の考えを整理するために勝手に書いていく。
その前に、まずはメギド72ってなんなんや…という方に向けて簡単に説明すると、メギドラルという戦争主義の悪魔が住む世界とハルマニアという天使が住む世界が戦争を起こそうとしていて、その戦争の巻き添えになるヴァイガルドという世界に住むソロモンという主人公が訳あってメギドラルから追放された(追放メギド)悪魔たちを使役して戦争を止めるための物語を描いた作品だ。
書いてて改めて思うが、メギドは世界観が独特で、設定が他のコンテンツと差別化されている点が非常に魅力的だ。
戦争を仕掛けようとしているメギドラル側に属していたが、追放されてしまったが故に反旗を翻す、あるいは、メギドラルの思想に同調できなかったが故に一時的に力を貸す。そんな一筋縄ではいかない様々な背景を持った元悪魔を率いて戦う彼らのエピソードは見ていて本当に飽きない。
強大な悪魔の力は、ソロモンの指輪の力を介することで一時的にしか出せないというハンデも物語の良いスパイスになっている。
おぞましい悪魔の姿とヴィータ体の二面性のギャップは、キャラクターの魅力を増加させる良いアイデアだと思う。
魅力1.キャラクター
メギド72はなんと言っても我の強すぎる、一癖も二癖もあるキャラクターが魅力的だ。
反対に言えば、正統派な個性を持つキャラクターが少なく、突然ドストレートな正統派を出されるとそれに希少性を感じてしまうほどだ。
最初は自分の目的のために主人公を誘拐した奴が、仲間になった途端に主人公をやたらと慕い始め…それも慕うレベルが少しいきすぎている言動が目立ち、もうコイツはソロモンの愛人なんじゃ…と思うくらいのヤバイ奴がいたり…。
コイツいっつもソロモンをナンパしてんな…。
他にも、愛という感情を初めて知った故に盲目的になり過ぎてしまい、愛する主人公のためなら文字通りなんでもするヤバイ奴がいたり…。
なんだよ普通のヤンデレとか普通の病んでるホモ(普通ってなんだろ…)じゃん、と思うかもしれないが、彼らは本来化け物のような姿をしている悪魔であり、それが本性でもある。
そんな彼らが窮屈な人間体(本作ではヴィータと呼称。時代についていけなくなってきたゲーム媒体ではない)に本性を押し込められた状態で、そんな特殊な嗜好・性格に歪んでいくというのは全く新しいものに感じられる。
この本性を隠して、あるいは押し込めて体裁を取り繕うという面は、キモオタの本性を隠蔽してまるで健常者を装うオタクに通じるものがあるな…?(ない)。
まあとにかく、そんなヤバイ奴らがひしめき合う中で、突然普通のツンデレとかを出されると希少性を感じてしまう。
つまり、正統派に希少性を感じるということは、普段プレイヤーは個性豊かな(趣味嗜好が歪んだ奴ら)連中を見過ぎて感覚が麻痺しているということでもあり、当コンテンツは王道になり過ぎた正統派に再び付加価値を与えているということだ。
もう何言ってるかわかんなくなってきたが、つまりそういう事(?)。
とにもかくにも…他にもキャラクターの魅力という点では、キャラクターの一人一人には短いテキストで上手くまとめられたストーリーがあり、育成して個人ストーリー(キャラクターストーリー。略称でキャラストと呼称されることも)を見ていくうちに、全くノーマークだったキャラクターにも愛着が湧いてしまうのがメギド72の凄いところだ。
加えて、メギド72のメインストーリーの難易度が非常に高いこともキャラクターへの愛着を湧かせる要因の一つになっている。
新宿音ゲーやキャメロットのゴリラが比にならないくらいに難易度の高いメインストーリーの敵を手塩にかけて育てたキャラクターで突破すると、そのキャラクターがメインを突破するために育てたキャラクターであっても、いつのまにか愛着が湧いてしまっている。
メギド72はキャラクターの魅力を適切にプレイヤー伝えて、そのキャラクターのファンになって貰うノウハウを持っているコンテンツだと何度も痛感してきたので、もうメギドのキャラクターは漏れなく全員好きだ。
魅力2.迷言
メギドには笑える迷言が多い。
シリアスなシーンでも、唐突にユーモア溢れる台詞を容赦なく突っ込んでくるのも魅力の一つだ。
ここでは、作中で飛び出した色んな迷言を紹介したい。
1.「気持ち悪い媚を売ってるんじゃないよ!」
メギドをやっている人ならお馴染みの台詞。
彼女は別にメインキャラでもないし、頻繁にストーリーに登場するわけでもない。
イベント内で一瞬だけ登場して放ったこの台詞が、何故かユーザー間で話題になり、有楽町のマルイで行われたイベントでは「モブの女王」として色紙が展示されたり、メギド72を特集した時のファミ通の名言アンケートでは、ちゃっかりランクインしていたりと、謎の流れで有名になった台詞。
2.「おのれメギドラル」
「わたし、ソロモンさんの恋人…きゃっ…だった記憶があるんですけど」などという妄想から生まれた記憶を何か怖いしメギドラルのせいにしておこう…と周囲の皆が口裏を適当に合わせてその場を凌ごうとした結果、彼女の怒りの矛先がメギドラルに向いた瞬間に出た台詞。
ユーザーが何か理不尽な目に遭ったり、爆死した時によく使う言葉でもある。
何か悪いことが起きたら全部メギドラルのせいにしておけば、その場は丸く収まったりする(しない)。
…おのれメギドラル…。
3.「田舎者の分際で派手に鎖ジャラジャラさせてんのもキモイんだよ、このジャラ男! おまけにムラのない日焼けしやがって、一人の時全裸マンだろお前! いつもにやけてんのも気に入らねえ! その濃い眉毛とか書いてんの!?」
戦闘で負けたバラムが悔し紛れに言い放った台詞(悪口)。
ファンタジーな創作物に登場するキャラクターというのは大抵奇抜な格好をしているものだし、その奇抜な格好を作中で指摘するキャラクターもいないのが普通なのだが、メギド72のキャラクターは主人公の奇抜な格好にどんどんツッコミを入れていく。
ソロモンのヤバイ…独創的なスタイルは、初見なら誰でも「なんだコイツ…」と奇異の目を向けてしまうのは必至だが、その格好を変だと思ってるのは自分だけじゃなかったんだ…と微妙に安心、あるいは、心から同意してしまうワンシーン。
しかも、この台詞の時だけフルボイスになるのがズル過ぎる(通常はボイスなし)。
というか、台詞考えた人の本音がダダ漏れである。
キャラデザを公式で罵倒していくスタイル…最高に病んでるな…。
4.闘技場にはなかった剣だな
あまりにもいじられ過ぎたシャックスが人権の意味を問うた時、身内メンバーから発せられた台詞。
モラクスの「まだ食ったことなくてさあ」も個人的にツボ。
5.「S A K E」
通称「三馬鹿」のコラボレーション。
これもメギドお馴染みの台詞だ。
因みに、この台詞は歌詞になったり、マルイで行われたイベントで等身大パネルに起用されたりした(病気)。
IQが3くらいしか感じられないが、愛すべき馬鹿たちのユーザー人気は高い。
4.名言
ここまで読んで「メギドくん変な台詞ばっかやん…こわ…近寄らんとこ…」とか思わないで欲しい。
メギドには良い台詞も沢山ある。
次は個人的にお気に入りな台詞を見ていきたい。
1.そうは「させぬ」の砂糖と醤油とぬか味噌!
…それが恋の隠し味…っ!
そう…“また”ティアマトなんだ…すまない…。
ギャグに捉えられがちな台詞だが、普段から異常なほど慕っているソロモン以外には興味を示さない上に、ソロモンに近づく女性に対しては無条件で敵意を向けいている彼女が、“女性”である仲間を手助けした、という点が滅茶苦茶にアツくて、最高にカッコ良かったシーン。
しかし、この後に発する「ソロモンさんが大切にしているモノを傷つけやがって…」という台詞からも助けた動機自体は非常に彼女らしく、キャラの軸がブレていない点も非常に好感が持てる。
このシーン、アニメで観てえな…。
2.儂が代わりに怒ってやるっ! 儂は心の悲鳴を隠す者、すべてにとって怒りの代弁者だっ!
奴隷として虐げられていた背景から繰り出されるこの台詞は、彼女の心情でもあり、その心情は仲間にも向けられるという、ベレトらしさ全開の台詞。
メギド72はキャラクターの使い方が本当にうま過ぎるぞ…。
3.「他者を重んじる」って言うけど、そのために自分が軽くなったら本末転倒じゃん。
イベントで初登場したオリエンスが、利他の心で動きすぎるソロモンに対して放った台詞。
他者のことを考えすぎて自分を大切に出来なかったら意味がない。
他者を尊重し続けた結果、自分の価値が軽くなるのはおかしな話だ。
社会人として身を削る全ての現代人に当て嵌まるこの台詞は、滅茶苦茶に的を射ていると感じた…。
この一言でオリエンス大好きになった(チョロいユーザー)。
メギドくんは急に的確な言葉をキャラクターに乗せて伝えてくるから凄い。他のコンテンツにはない力を感じる…。
と、ここまで長々書いてきたが、メギドの魅力はこんなものじゃ収まらない。
他コンテンツとは全く差別化された新鮮なゲームシステム、作り込まれ過ぎていて採算が心配になる3Dモデルとモーション演出、独特な世界観から繰り出される濃密なシナリオ…言葉では伝えきれないので、是非手に取ってプレイしてみてほしい。
ゆっくりでもいいし、しばらくゲームから離れて、たまに復帰するでもいい。
とにかく、進化し続けるソーシャル市場で、このゲームをやらないのは勿体無い。
これからも成長し続けるメギド72をよろしくお願いします。
トロと一緒に遊ぼう 俺もやったんだからさ
突如現れたトロのパズルゲー。
わけわからんまま始めたのだが、
これが結構面白い。
このように、トロに様々な言葉を“学習”させてトロの問題発言を楽しむゲーム、というのは本作の主要PRポイントではないのかもしれないが、本作をプレイしている人の殆どはトロに過激な問題発言をさせて楽しんでいるようだ。
パズルゲームをしながらトロと一緒に過疎地を盛り立てよう??
おいおい、離乳食みてえな薄味のゲームじゃねえんだこれは。
何も知らない純粋無垢な猫を徹底的に自分色に染めていくトロ調教ゲームなんだ。
この猫は教えたこと言葉を何でも喋る。
下品な言葉でも倫理的にアウトな言葉でも。
この猫はプレイヤーのことを信じ切っている盲信者な上に、出会って数秒でプレイヤーに異常なくらい惚れ込む生まれたてのヒヨコみたいな脳の構造をしている。
なんだこのアホな猫はおもんな、と思うかもしれないが、
毎日アプリを開くと無邪気な顔で占ってくれたり、不純が一切ないピュアな笑顔でプレイヤーのことを肯定し続けてくれるトロとの生活も悪くないと感じてくるようになるのも事実。
否定と排除で溢れた世の中を生きている中で、トロに肯定され続けると脳汁がドバドバ出るし、小さな悩みはアホらしく感じてくる。
サブ(メイン)のパズルゲームも良心的なシステムでIQが3しかない私でも難なくクリアが可能であり、かなりストレスフリーな設計になっていることもポイントが高い。
だから、ゲームを続けていくうちに、変なことを覚えさせてばかりいないで、ちゃんとトロを育てて過疎地を開拓していこうという気にもなる。
なので、みんなはトロと明るい過疎地開拓を楽しんでほしい。
私はトロ(化け物)を育て過ぎてしまったようだ。
何の感情も無い表情で、まるでコンビニへ買い物に行く感覚で人を殺める奴を誰か止めて欲しい。
-屋敷に残された男の手記から抜粋-
【FGO】水着剣豪七色勝負
今年も開催されたFGO夏イベント
「英霊剣豪七色勝負」
今年もCMに気合が入っているゥゥー!
言うほど太っているわけではないが、肉付きはいい刑部姫。
眼鏡外した方が好きなんだ(メガネ重視オタクへの宣戦布告)。
FGO予想オタクによる予想が見事命中。
脚の装備とかで荒れそうだけど、再臨するうちに剣になるでしょ。
やw✋私は面倒くさいcccオタクではないのでw✋やw
バニコス獅子王。
ガウェイン(グラードン)(天気の子)とランスなんちゃらに謀られてますよ、王よ。
お気づきになられてください。
今回の新水着の中で個人的に最推しカーミラさん。
全然関係ないけど、最近車で敵を轢き倒す宝具多くない? 運営病んでんのか?
サンキュー! 社長!
あまりにもゴリ押しな導入。
でも夏イベはこれでええんや。
記憶喪失北斎。
お前頼むよなんか知ってんなら教えてよゲッテルデメルングで学んだんじゃないの(めっちゃ早口)
剣豪といえばこの人。
おや? やぎゅう の ようす が ?
おめでとう!
やぎゅう は ぼけろうじん に しんか した !
もうめちゃくちゃだよ(いつものこと)。
コイツ、いつも変な微小特異点発見してんな。
というわけで(?)、特異点へ出発することになったカルデアホクラブ一行。
特異点へ行く目的として、北斎の異常の原因を突き止めることや特異点の消去は理解できるんだけど、ジークフリートの霊衣を安定させるっていうのはわからない、わからない。
その霊衣、そんなに危険なの??????
本当にそう。もっと言ってやって。
わかる。正論しか言ってない。
でも、いくら地球が白紙化している最中でも、水着で騒ぐくらいしないと身が持ちませんよね??(裏切りの夕焼け)(手のひら返し)
だから、止まるんじゃねえぞ。
2019年8月 FGO夏イベ情報解禁
ラスベガスでも英霊剣豪するのか(遠い目)。
ということで、唐突に発表された夏イベの新情報。
北斎セイバー配布、助かる。本当助かる。
サンキューカノウヨシキ!
やはり彼は、DWにおける可能性の獣だったようだ。
開催予定日に8月中旬とあるが、もう中旬入るけどまだやらないんです?
はやく北斎の演出見せてくれ。
開催予定が不明のため、
現状やることが北斎の新規イラストを見るくらいしかない。
ふ〜ん、えっちじゃん。
ところで、お気づきだろうか。
この北斎の全身至る所に、クトゥルフ要素が散りばめられていることに。
明らかにクトゥルフと思われるデザインの鞘。
お馴染み触手。
クトゥルフ神話と言えば、やはりこれだ。
3周年アビーとお揃いのクトゥルフマーク。
厳密にはアビーに関係する神格は「ヨグ=ソトース」であり、クトゥルフとは別の神格だが、
同じマークを付けている辺り、やはり仲が良さが伺える。
あとなんかクトゥルフっぽいマーク(曖昧)。
某テーマパークよろしく、隠れクトゥルフを探せみたいになっている北斎。
イラストレーターの細かく行き届いている仕事ぶりがよくわかる。
もう待てないから、明日からイベント始まってくれ。